グレート・ギャツビー スコット・フィッツジェラルド
久しぶりに読書。
去年出版された村上春樹の新訳の「グレート・ギャツビー」。
「構想20年、満を持しての訳業」という村上春樹の翻訳に期待してしまったせいか、読みやすかったけれど、こんなものかな、と思ってしまったのが正直なとろ。
「グレート・ギャツビー」は大好きなので新潮文庫で何度か読んだせいもあるかもしれない。
「グレート・ギャツビー」は冒頭と結末が素晴らしい。あまりたくさん本を読んでいないけれど、こんなふうに最初と最後の文章をおぼえている小説は他にない。村上春樹も冒頭と結末が息を呑むほど素晴らしく定評のある名文なので翻訳する上でもっとも腐心したとあとがきに書いているけれど、冒頭と結末は何度も読んだ野崎孝の訳のほうが好き。
- 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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