隣のマフィア  トニーノ・ブナキスタ

mattsmood2006-04-03



TV Bros.のコラムで滝本誠氏が映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス A History of Violence」といっしょにすすめていた「隣りのマフィア (文春文庫 (フ28-1))」。
闇夜にまぎれフランスの田舎町に引っ越して来たアメリカ人の一家は実は証人保護プログラムによってやってきた元マフィアのボスの一家だった。でも名前を変え住む場所を変えても、殺し屋はやってくる…、という話。
ジーン・ウルフを読んだあとだったのもあるんだろうけど、軽くて笑えるしおもしろかった。


フランスとアメリカのカルチャーギャップ、元マフィアの一家やFBIなどそれぞれのキャラクターがおもしろい。
また刑務所で服役中の大ボスに居場所がばれるエピソードはおもしろすぎ。
原題の「Malavita」は一家の犬の名前で、このマラヴィータも大事なキャラクター。