クリプトノミコン ニール・スティーヴンスン

クリプトノミコン〈1〉チューリング (ハヤカワ文庫SF)

クリプトノミコン〈1〉チューリング (ハヤカワ文庫SF)

第二次大戦前夜、プリンストン大学に学ぶ青年ローレンスは、数学への興味を同じくする英国人留学生チューリングと出会う。やがて彼らは、戦争の帰趨を左右する暗号戦の最前線で戦うことに…それから半世紀、ローレンスの孫ランディもネット技術者として暗号に関わっていた。彼は大戦との因縁深いある策謀に巻きこまれていくが!?暗号をめぐり、二つの時代-第二次大戦中と現代で展開される情報戦を描く冒険SF大作。ローカス賞受賞。



TV Bros.のコラムで柳下毅一郎氏がこの本と一緒に「暗号解読」を紹介していたので、「暗号解読」を読んでから読んだ本。
「暗号解読」にも登場したイギリスの数学者アラン・チューリングも出てくるちょっと変わったSF。全部で4巻だからSF大作といういうべきか。SFはたいして読んでないのでこういうのもSFになるんだなぁと思った記憶がある。展開が読めない話だったので面白かったという印象はあるけど、こういう展開になるとは、と思った記憶も。


でも年末に「クリプトノミコン」が出てくるとは。「ダ・ヴィンチ・コード」が手放しで面白かったらきっと今日はこういう展開にならなかったと思うんだけど。