すべて死者は横たわる メアリ・W・ウォーカー

すべて死者は横たわる (講談社文庫)

すべて死者は横たわる (講談社文庫)

メアリ・W・ウォーカーの4作目で犯罪ライターのモリー・ケイツを主人公にした3作目。98年の作品。
これもタイトルはエミリー・ディキンソンの詩から。
話が広がりすぎたせいで、読んだ後にあれはどうなったんだろう?と思うことが多かったし、前半の進み具合に比べて最後は駆け足のような感じ。それでも前の作品を超えていると思う。3年振りに出たというから書くのも大変だったんだろうと思う。
読んだ後にあれはどうなったんだろう?と思うのも人それぞれ違うだろうし、どんどん読めたから面白かった。
帯には宮部みゆき氏絶賛の文字。大絶賛じゃなくなってる…。
それから「事件記者モリー・ケイツ」シリーズ万感の最終作の文字も。amazon.comで見てもこの後の作品はなし。もう書いてないのかな?そうだとしたら残念だ。