神の名のもとに メアリ・W・ウォーカー

神の名のもとに (講談社文庫)

神の名のもとに (講談社文庫)

メアリ・W・ウォーカーの3作目で犯罪ライターのモリー・ケイツを主人公にした2作目。10年前の作品。
帯には「宮部みゆき氏大絶賛」とあった。
1作目の「凍りつく骨」と同様、タイトルはエミリー・ディキンソンの詩からとられてるけど、こちらのほうが数段面白い。ミネット・ウォルターズ程ではないけど、これもどんどん読める。
カルト教団がスクールバスを襲い運転手と子供を人質にしていて、モリーは以前にこのカルト教団の教祖にインタビューしたことがあり事件に巻き込まれるという内容。
このカルト教団がよくわからないままで教祖には魅力(良い方にも悪い方にも)がないのが残念な気がするけど、これがバランスよく読みやすい構成なんだろう。
次の作品も読む予定。