凍りつく骨 メアリ・W.ウォーカー

凍りつく骨 (講談社文庫)

凍りつく骨 (講談社文庫)

メアリ・W.ウォーカーのデビュー作。
前に読んだ「処刑前夜」は2作目で、この作品はてっきりモリーのシリーズの1作目と思っていたらちがった。
「処刑前夜」のほうがおもしろい。これは作家にとっても読者にとってもいいことだと思うし、こちらが間違えたという感じ。
ストーリーはタイムリミットが設けられてるので展開が性急で、動物園の中で話が進むのがちょっと…。ヘビ、こわいし…。
エルロイの「ホワイト・ジャズ」を読んだあとだから、あっという間に読んでしまった感じがする。
一番、印象に残ったのはタイトル。
「ZERO AT THE BONE」はエミリー・ディキンソンの詩からとらていて「骨の髄まで凍りつく」という意味とのこと。へー。