雑誌 ミステリマガジン 6月号



ミステリマガジン 2005年 06月号  USAカニバケツ


ミステリマガジン買うなんて10年ぶりくらいではなかろうか。
今月号には「ファイト・クラブ」のチャック・パラニュークの短編「はらわたー聖ガット・フリー語る」(柳下毅一郎訳)が載っていたので買った。
チャック・パラニュークの朗読会で読まれるたび失神者が続出するといういわくつきの短編らしい。
読んだらインパクトありすぎ。”ガット・フリー”ってそんな…。食事の前後には読まないよう注意書きがあったけど…。
ラニュークについては新刊の紹介、洋書案内では滝本誠氏がパラニュークの「Stranger than fiction」の英国版を紹介してパラニュークの血塗られた家系について書いている。血塗られた家系については以前に町山智浩氏がTVブロスのコラム(「USAカニバケツ」に収録)に書いていたのを読んだので少しだけ知っていた。
今月の特集は「クラシック・ミステリ礼賛」。
ダシール・ハメットコーネル・ウールリッチなど6つの短編が載っていて、こういうのもたまにはいいかも。「ブラック・ダリア」の余韻があってすぐに他の長編を読む気になれないところだったので。