華氏451



華氏451 [DVD]


原作はずっと前に読んだけれど、映画のほうはビデオに撮って長い間寝かせておいた。今週末はビデオ三昧と決めたのでやっと見る。最初のクレジットがナレーションでちょっと驚き。色が変わるタイトルバック(文字はないけど)はレイ・ブラッドベリぽいような感じ。1966年の映画だから今よりも昔に感じられる、いい意味でレトロな近未来。ブラッドベリの話は未来の話でもなんとなくレトロっぽい感じがするから。主人公のモンターグのイメージは違ったけれど、見ているうちに慣れた。本が燃えるのはやっぱり気持ちのいいものではないが見てよかったと思う映画だった。原作を読んだ後、たとえ本がなくなってっもこんなふうに語り継いでいく人たちが必ずいるんだろうなぁと思い、さてこういう状況になったら自分は果たして本を手にする人だろうかと考えたのを思い出した。ちょっとした発見は子供のマーク・レスターがいたことくらい。
詳細ははっきりしていないけれどフランク・ダラボン監督がリメイクするらしい。