Duchess of Coolsville: An Anthology / Rickie Lee Jones



Duchess of Coolsville: An Anthology (Dig) (Mcup)


Rhinoが出した3枚組のアンソロジー
Disc1と2には今までのアルバムから33曲、Disc3にはデモやライヴのレアトラック。
Disc3は7分を超えるBill Frisellとの“Atlas’ Maker"のライヴやDr. Johnとの"Makin' Whoopee!"もよかったし、 "Satellites"のデモなんかもおもしろかったが、なんといってもThe Blue Nileとの"Easter Parade"が素晴らしい。
ブックレットにはChuck E. WeissやWalter BeckerQuincy Jones(意外)らが言葉を寄せているが、JewelやAlanis Morissetteら女性アーティストとともにStina Nordenstamの名前もあった。Stina NordenstamはこのCDを買うとき、久しく聴いていないけどRickie Lee Jonesと似てるよなぁ、と思い出したところだった。
Rickie Lee Jonesのヴォーカルは本当に独特で、Stevie NicksやTracey Thornと一緒で他にたとえようと思わない。映画なんかでかかると、Rickie Lee Jonesだ、と思って記憶に残ってしまう。「恋のためらい Frankie and Johnny」の"It Must Be Love"だとか「ザ・エージェント Jerry Maguire」の"Horses"とか。一番印象に残っているのはリュック・ベッソンの「サブウェイ Subway」でイザベル・アジャーニとクリストファー・ランベール(ランバート?)がラジカセ(?)でききながら踊る"A Lucky Guy"だけど、"A Lucky Guy"はこのアンソロジーには入っていない。


こうやって聴いてると、去年思い立って大阪のライヴを見に行っておいてよかったなぁとしみじみ。スタンディングの上に時間が押してかなり体にこたえたものの、一度見たかったので耳にも心にもこたえるライヴだった。