コンドリーザ・ライス:「津波災害は米国にとって素晴らしい機会」


今度の国務長官はブッシュとはお似合いだけどひどすぎる。

Common Dreams 2005/01/18付け記事より。

アメリカ合衆国の新国務長官となるコンドリーザ・ライスが、18日に行われた上院外交委員会の公聴会で自信タップリに語って見せた言葉を以下に引用する:
「(スマトラ沖大地震の)津波は米国政府だけでなく、アメリカ国民のハートを示すための素晴らしい機会となったことはまちがいありません。私達にとって大きな見返りをもたらすことでしょう。」
("I do agree that the tsunami was a wonderful opportunity to show not just the US government, but the heart of the American people, and I think it has paid great dividends for us")

この言葉に激怒したのが、ブッシュ大統領の二期目承認に上院でただ独り反対するなど、現在米上院で最も気骨のある女性、バーバラ・ボクサー上院議員民主党・カリフォルニア選出)である。ボクサー議員の批判を引用する:
「今回の津波は私達が経験する中で最悪の悲劇のひとつです。しかも被災した地域の復興には10年も費やすかもしれない被害をもたらしたのですよ。あなたの声明には失望させられました。あなたは機会を台無しにしたのだと思います」
("The tsunami was one of the worst tragedies of our lifetime, And it's going to have a 10-year impact on rebuilding that area. I was very disappointed in your statement. I think you blew the opportunity.")

バーバラ・ボクサー上院議員ブッシュ大統領再選に異議申し立てもしている。
過去100年間で2度目:米上院・下院合同議会でブッシュ大統領再選に異議申し立て
もうすぐブッシュ大統領の就任式。