The Day After Tomorrow デイ・アフター・トゥモロー

何とも大味な映画だという印象はずっと残るだろうけど、どんどん忘れていくので書いておくことに。本当に最近どんどん忘れて、そのうち映画みたいに脳がフリーズしてしまうんじゃないかしら、とちょっと不安でもある。
ストーリーが似ているので「アルマゲドン」と「ディープ・インパクト」は比較がしやすい。この映画はこの2つの映画の中間あたりの感じ。「アルマゲドン」は柳下(毅一郎)さんが予告編と表現していたのが一番ぴったりきて、大味すぎる。「ディープ・インパクト」は見ていて感情移入できるぶん見た後の感じがいい意味でずいぶん違う。脚本の差なのか、よくわからない。「デイ・アフター・トゥモロー」は映像は確かにすごいけど話の規模が大きいんだか小さいんだかよくわからないし、登場人物のキャラクターが希薄なせいで、さっぱり登場人物の行動がつかめないような感じ。設定もご都合主義のように見えた。船やオオカミは本当に不自然に登場してまいった。見ている間にこういことを感じなければ映画は楽しめるのだけど、残念ながら…。映画館で見なくてよかった。でも今年の台風や地震のことを考えると、地球がおかしくなってるんじゃないかって思えるので、この映画見て環境のこと考える人が増えたとしたらそれはそれで意味があるかなって気もする。