STORY

美容院へ行くと自分では買わない雑誌を読む。古い雑誌を渡されたりすると星占いなんかはすでに先月の占いだったりするので、新しい比較的見た目がきれいな雑誌だったりするとラッキーとか思ったり。特集を別にすれば女性誌はファッション、グルメ、メイクが中心で、たいていどの雑誌にも、映画・音楽・本なんかが2ページづつぐらい載っている。ずいぶん前に美容院で「STORY」という雑誌を初めて読んだ(というか見た)。内容を見る限りミセス向けの雑誌なのに音楽のページにグラム・パーソンズのCDが載ったいたのに驚いた。ターゲットの読者でグラム・パーソンズを聴く人間がどれくらいるというんだろうか?「STORY」を読んで残った印象はこの疑問。すごく不思議に思える。
先週美容院に行ったら、今月の「STORY」を渡された。今回はそういう疑問には出会わなかったのだけど、なんだか後味の悪い表現にでくわしてしまった。映画のページで中井美穂が「ぼくセザール10歳半1m39cm」という映画について書いている。男(の子)2人に女(の子)1人で「いわゆる”ドリカム”状態」という表現をしていて、まいった。男2人に女1人というシチュエーションの映画はたくさんあるのに、いわゆる”ドリカム”状態って表現がすごく悲しい気が…。それが一番わかりやすい表現だと思ったとしたら、そしてそれでピンとくるのだとしたら、やっぱり悲しいなぁ。